伊豆蔵明彦氏ひきいいるひなやの組帯です。
正倉院御物に残る束帯(聖徳太子が刀をさげている紐)の組みひもの組織に見せられ、
長年の研究、試行錯誤の結果7〜8cm幅までしか組めなかった組み紐を帯幅まで広げる
ことに成功した氏は、現在ではタペストリーや段通まで組み上げ、その作品は日本国内
だけでなく海外でも高い評価をうけています。単純なバイアスの無地を帯幅まで組むの
に300以上の玉数が必要で、柄や組織によっては2400玉や9600玉など気の遠くなる玉の
動きが必要となります。
(新しい柄をつくる為に組み機もそのつど新しいものを考案し、機からつくって組まれています)
また、柄が複雑になればなるほど規則的な玉の動きでは足りず絵を描くようにそれぞれの縦糸が、
ある時は横糸の動きをし、ある時は裏にまわって隠れたりしながら柄をあやなしていきます。
重厚でありながらしなやかで締めやすい袋帯です。
証紙は付属いたしません。ご了承願います。
●御仕立上り ●新古品 ●長さ約4.4m・幅約31cm
(*袋帯の長さにつきまして・・・一般的な現行品の長さ4.4mを基準に記載いたしております)
販売価格 |
45,100円(内税)
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型番 |
fkr208 |