友禅柄の中でも取り上げて染められることの多い船の文様。
海に囲まれた日本は漁などを通して古くから舟と深いかかわりともっています。
それだけに船にはとりわけ馴染みが深いという事も文様に採用される要因でしょう。
舟が工芸品や染織品の文様として登場するのは、室町・桃山時代以降です。
着物の文様として描かれる舟は、帆掛船、屋形船、南蛮船、花舟などが主流でいずれも特徴のある形が印象的に描かれます。
これらの舟は単独で描かれるほか、波や葦(あし)などの水草、花鳥などとともに用いられる事も特徴の一つです。
本品は小舟に花をあしらい文様化したものです。四季の美しい草花を積んだ舟が、小川を流れてゆく風雅な意匠。
小波が描かれ今にも動き出しそうな躍動感のある仕上がりです。手刺繍の桜花がクラス感と京の手仕事を風雅に語ります。
京都しょうざんさんの帯と推定しています。
優しく自然な紬地の締め心地です。
ずっと先にも変わらずご満足のいただける帯としてお手元にいかがでしょうか。
使用感もほぼございません。綺麗な状態です。
(シーン対応)
カジュアル 七五三 お宮参り お茶会 パーティー 観劇 芸術鑑賞 など
●御仕立上り ●ユーズド品 ●正絹 ●長さ約4,4m・幅約31cm
(*袋帯の長さにつきまして・・・一般的な現行品の長さ4,4mを基準に記載いたしております)
販売価格 |
41,000円(内税)
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型番 |
3379-4 |