【竹田庄九郎】
いつの時代にも変わらぬ美しさを誇る有松絞り。
絹のダイアモンドと称される手絞り染めは一粒一粒がダイアモンドの様にたとえられる程に
繊細な手作業が叶える宝石のごとくの美しさ。
有松の歴史は江戸時代初め(西暦1608年)、竹田庄九郎が、豊後(大分県)の高田の侍の着物に魅了されたことが始まりです。
庄九郎は絞り方を学び更に研究に取り組み今に残る有松絞りを作り上げたとされています。
本家高田藩医・三浦玄忠の妻に技術指導を受け発展を続け後に、尾張藩を代表する産業として保護されました。
その絞りの技法も百種類以上存在しています。
江戸時代初めから四百年以上、その末裔が守り続けてきた手絞り染の歴史と技術が、一枚一枚の衣に凝縮されています。
絞り染めは、絹糸や綿糸を使って生地を締めては括るという気の遠くなるような作業を幾度となく繰り返し膨大な時間と手間を経て、
思い通りの色、柄に染染め上げていく芸術的な染織です。
絞り目の一つ一つをそんな歴史的な背景に思いを馳せてお召いただく楽しみをご提案したいと思います。
二枚と同じ作品は作れない手絞りの魅力は機械化が進む現代の私たちの生活の中では計り知れない精神力と技術力の結晶なのです。
これから先にお手元に残して頂きたい、飽きることのない確かな染織衣であることを確信していただける美しさです。
絹絞りの美しさは滲みがなくとてもシャープな発色です。綿の絞り染とは全く異なる仕上がりが御覧いただけます。
手間と技術を惜しみなく費やし出来上がる一枚の衣は正に作品として御覧頂けるのではないでしょうか。
二種の絞り技法を贅沢に取り入れ絵羽文様に広げたとても美しい紫絞りです。
絞り染めも沢山ございますがこの紫の一色にこだわりを置いた素敵な訪問着は末永くこの先ずっとお役に立てていただけるかと思います。
世界でたった一枚、同じ仕上がりはない【竹田庄九郎】手絞り染め。
この機会に是非、お手元にいかがでしょうか。
絞り染めの最高級品を是非お勧めしたいと思います。
（シーン対応）
結婚式 入学式 卒業式 入園式 卒園式 七五三 お宮参り お茶会 パーティー 観劇 芸術鑑賞 など
●御仕立上り●新古品●正絹●袷
肩山総丈168cm・裄丈69cm・袖丈49cm・前幅25cm・後幅32.8cm
