爪掻き本綴れ織り 石川綴れ 大臣指定工芸品 八寸名古屋帯
職人さんの爪を道具として織り上げる伝統染織です。
研ぎ澄まされた勘と鍛錬された技術が奏でる日本の伝統工芸としてご覧ください。
中でも特別な皇室ご献上など数々の功績をもたれる”石川綴れさん”作の一品です。
経済産業省の認定する伝統工芸士の方が多く在籍されています。
日本では三大織物として1本はお勧めしたい爪掻き本綴れ織。
この技法は古くはエジプトのコプト織、フランスのゴブラン織にも見られます。
わが国には天平時代のもが唯一、正倉院に所蔵されて残っております。
経糸の下に図案をはさみ数十色の彩糸(緯糸)で原図に合わせて小さな(杼)で緯糸と組み合わせ(筬)がわりに自らの指の爪をギザギザに削って掻き込むように締め付けて織り込みます。
それが爪織本綴の名の由来です。
綴織は大きく分けて綴機と手機と言う二つの工法が存在します。
一般的にジャガード装置を搭載した織機の手機で紋紙型紙を使用して織り上げられたものを紋綴れ織あるいは手織紋綴れと呼ばれています。
その種別は表現する文様により手法を変えているそうです。
今回は八寸名古屋帯と言うとても身近な装いでご提案ができる作品を選んでみました。
八寸綴れは順礼装、式事などにもお召いただける便利な名古屋帯です。
金銀糸を使用しておりませんのでお茶席の帯としてもお勧めできる八寸です。
色無地や付下げでフォーマル感のある装いにコーディネート頂けます。
また目上の方とのご同席や社会性の強い御集りなど、きちんと感をもってお召いただけます。
今後も希少であり簡単には目にすることができない存在になることは間違いない事実です。
ずっと先までご愛用頂ける品質でお届けできる爪掻き本綴れ織り 石川綴れ、出会いのこの機会に是非お手元にいかがでしょうか。
まずは江戸小紋など身近なお出かけにご推奨いたします。
地色は青みの少ない鉄紺(てつこん)色です。
*帯以外の着物やバックは参考品です。
当店ではその他、綴れ織りもご用意しております。ぜひご覧ください。
■石川つづれ
昭和3年 創業
昭和34年 皇太子殿下御成婚を祝し、富久紗「白鳳」を製織・献上 天皇陛下還暦祝テーブルセンター製作・献上
昭和53年 ベルギー首相本社工場ご見学
昭和54年 三笠宮妃殿下工場ご見学
平成08年 身延山久遠寺へ日蓮像の綴織額寄贈
(シーン対応)
結婚式 入学式 卒業式 入園式 卒園式 七五三 お宮参り お茶会 パーティー 観劇 芸術鑑賞 など
●「新古品とは」
反物から御誂えされた後、一度もお召になられていない(しつけ糸付き)の未使用状態です。
●御仕立上り ●新古品 ●正絹 ●長さ約3.65m・幅約31cm