はるか昔、大陸から伝来した組紐が日本に根付いたと考えられるのは奈良時代です。
奈良組、笹浪組、唐組、そして安田組など組紐が、奈良の正倉院および法隆寺に今も残っています。
国宝として存在するこの時代の組紐は、荘厳にしてかつおおらかな色合いが見て取れます。
東京・道明さんの職人技にふれぜひ、糸から作り上げる日本の伝統文化(手組紐)を装いの中心に置いてみられませんか。
明治から大正にかけてほとんどの組紐店が機械化していく中6代目道明新兵衛さんは、頑として職人の手による糸組を守られました。
手染であること、手組であること、いかに美しく見せる事。 随所に尽くされたこだわりの手組紐です。組紐の組方は数百種類にも及びますが、大きく分けると薄くて幅広の平組と、丸みを帯びて厚みのある断面の角組に分類されます。
また、同じ組方の組紐であっても、手持ち(玉一つにつける糸の本数)、玉数の大小により繊細さが全く異なります。
手持ちを増やして玉数を減らせば手間をかけずに早く組むことができますが、大振りで粗い組織の紐になってしまいます。
さらには色相、色数、柄置き(糸を並べる順番)の違いによって組紐はその意匠を様々に変化させます。多大なる労力をかけ無数の色の中から最適な組合せと置き方を見つけていきます。
今回は冠組の帯締です。
冠組は、武官の冠に使われていたと言われる紐で、伸縮性に優れ締め心地の良い帯締です。
(シーン対応)
結婚式 入学式 卒業式 入園式 卒園式 七五三 お宮参り お茶会 パーティー 観劇 芸術鑑賞 など
●「新古品とは」
反物から御誂えされた後、一度もお召になられていない未使用状態です。
●新古品 ●正絹