お着物愛好者様の中でもその評価は高く全てにおいてこだわりに満ちた希少な染織、郡上紬です。
その名の由来は岐阜県郡上八幡で長きにわたり織られている草木染め手織りの紬です。
経糸には節糸であるの玉繭を用い緯糸には春繭から採取する本真綿の手紡ぎ糸を用いその糸は天然の植物染料染め上げ手織りで織り上げていきます。
その染料は郡上に自生する藍、茜、阿仙、苅安と言った植物染料です。
宗廣力三が考案した「どぼんこ染」という染色方法で染められ堅牢度をもった糸に仕上がります。
戦前に一度衰退した制作工法を戦後、工芸家の宗廣力三(1914年〜1989年)が再興し1952年に設立された郡上工芸研究所を経て現在は制作をされています。
糸造りから始まり長い時を経て一反の衣が生まれるその工程は現代人が計り知れない自然との融合が詰まっています。制作に携われる多くの技術者の皆様方のご苦労が結集された郡上の紬。
糸一本一本に空気をはらむようなふっくらとした風合いは御召し頂いた際に着疲れしない、自然な温かみを感じていただけるかと思います。
天然染料を使用し染め上げた糸とは、そんなこだわりがお感じいただける郡上紬です。
また着れば着るほどに風合いを増し、回数を重ねる事を楽しんでいただける紬でもございます。
代々受け継がれる衣として皆様へぜひご推奨いたします。他には無い自然で素朴な風合いをどうぞお楽しみください。
*今回は証紙が付属いたしませんの価格を押さえてのご紹介となっています。
是非この機会にお手元にいかがでしょうか。
【宗廣力三 氏について】
「どぼんこ染」「紬縞織」「初音絣」「絣織」が評価され、紬縞織、絣織で1982年に国の(人間国宝)重要無形文化財保持者に認定されています。
(シーン対応)
結婚式 入学式 卒業式 入園式 卒園式 七五三 お宮参り お茶会 パーティー 観劇 芸術鑑賞 など
●御仕立上り ●新古品 ●正絹 ●袷
肩山総丈167cm(一杯)・裄丈67cm(1cm程でます)・袖丈49,5cm・前幅22,6cm・後幅29.5cm