一珍染めの歴史は江戸時代から日本に伝わる糊防染です。
一陳糊(一珍糊)を使用した一陳染め(いっちんぞめ)は、板場友禅に用いる写しの色糊、手描き友禅染めに用いられる糸目糊、あるいは紅型染めなどいずれとも異なる特別な糊を使う技法です。
その糊とは小麦粉と消石灰の混合物を布海苔ふのりで練り合わせ作られます。
この糊で型付けし乾燥させた後に色を差し文様を描きます。
描き友禅では更紗柄やエスニックな文様に採用されることが多く見らせます。一種独特なエキゾチックな印象は一珍染めならではの雰囲気です。
一目でその技法を見分けていただけるかと思います。自然に空気を通したようなヒビ感が手加工の味わいを色濃く見出しています。
大人のカジュアルな装いにちょっと会話の弾む”一珍染め”の帯をご提案したいと思います。
*使用感の感じられない綺麗な状態です。
(シーン対応)
カジュアル お茶会 パーティー 観劇 芸術鑑賞 など
●御仕立上り ●ユーズド品 ●正絹 ●長さ約3.65m・幅約30.5cm