本場黄八丈 紬 草木染め手織り平織紬 大臣指定工芸品
本場黄八丈は1977年10月14日 経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されています。
その歴史は古く800年以前から納税品として国へと納められた八丈島に伝わる草木染めの絹織物です。
室町時代から貢絹の歴史が存在します。徳川時代、将軍家の御用品目となり、大名や高官にも常用されてきました。
黄色、樺色、黒色の3色を基調とした絹織物です。
染料は島内に自生している植物の草木染で、黄色は八丈刈安(コブナ草)、樺色はマダミ(タブの木)の樹皮、黒色は椎の木の樹皮と沼浸けで染めて行きます。
染織の技術が進み、黄・樺・黒の三色を組み合わせた竪縞・格子縞が織られ柄の構成もい飛躍的に進歩し現在に至るまで数百年の歴史を継承される黄八丈です。
黄は刈安、樺はまだみの樹皮、黒は椎の樹皮と、植物性の天然染色で、幾度も幾度も染めを繰り返し作り出される色は比類ない美しさを保持します。
その美しい色をとどめるために黄・樺は木灰を使い、黒は泥土を用いて直射日光で乾燥させます。自然と共有する天然色と丹精込め時間を共有し制作される技術者の皆様との結晶で1枚の衣として誕生いたします。
染の技術もさることながら織り上げる技法も多種に渡ります。
同じく黄八の名称で他府県で製織られる米沢八丈、秋田八丈がございますがまったく異なる素質です。
本場黄八丈は東京都の孤島で脈々と受け継がれる大臣指定工芸品です。
黄色ではないやや赤みをもった優しい黄八丈色はご年齢も問いません。
お着物好きな皆様にはいつかは黄八丈をとあこがれる方も多いのではないでしょうか。
今回は証紙のついた状態でご安心いただける商品です。
是非、ご自身の人生と共にお楽しみいただくお着物としてお勧めいたします。
クリーニング済の綺麗な状態です。
(シーン対応)
カジュアル パーティー 観劇 芸術鑑賞 など
●御仕立上り ●ユーズド品 ●正絹 ●袷
肩山総丈163.5cm(4cm程でます)・裄丈67.5cm・袖丈49cm・前幅24.5cm・後幅29cm