【二代目 久保田一竹 作 辻が花絞り染め 袋帯】室町の世に一世を風靡し華やかな時代染織を誇った”辻が花”・・・人間国宝・久保田一竹を受け継ぐ、二代目・一竹氏が再現する現代の辻が花の世界。
「初代 久保田一竹」は室町時代に一世を風靡した辻が花染織復活作業に一生を費やしました。
20歳の時に国立博物館で目にした美しさを独自の世界で今に蘇らせ、60歳を超えてやっと自分の納得のいく作品にたどり着いたと言う話は有名すぎますね。
40年以上の歳月の中には戦争と言う時代をもございます。その中で暖め続け生き続けた一竹の染織へのこだわりと執念は、フランス芸術文化勲章を受賞されるほどの反響を生み出しました。
「初代 久保田一竹」氏は二十歳のとき、東京国立博物館で室町時代の「辻が花染め」の小裂に出会って以来、その美に魅了されて過去の模倣でなく、現代に息づく染色としての独自の『辻が花』研究に、文字通り心血を注いでまいりました。しかしながらその間、召集、敗戦、ソ連への抑留を経験。
十分な研究も出来ずじまいでした。1948年、31歳で無事復員。
生活のための、従来手懸けていた手描友禅で生計をたて、40歳にしてやっと本格的に『辻が花』の研究に取り組み始めました。
しかしその後も、毎日が失敗の連続でした。赤貧の時代を経て20年間の辛酸をなめ尽くした研究の末、60歳にして初めて納得のいく作品が完成。
これを[一竹辻が花]と命名いたしました。
故、ダイアナ元妃にも振袖を贈るなどその世界への貢献度も素晴らしい数々の功績がのこされています。
今回の作品はその技術を受け継ぐ二代目一竹氏の作品です。
重厚な銀通し織生地を用いたぼかし染めは全体を一枚の絵図として御覧頂きたい表現力をもった染織です。
過美を避けたとても静かな芸術性は画像のご想像をはるかに超える美しさです。
一竹氏の作品をお手にしていただきご自身の装にこれまでにない美しさをご期待下さい。代々受け継ぎたい着物。そんな一品にしていただけるかと思います。
*ガード加工済
(シーン対応)
結婚式 入学式 卒業式 入園式 卒園式 七五三 お宮参り お茶会 パーティー 観劇 芸術鑑賞 など
●「新古品とは」
反物から御誂えされた後、一度もお召になられていない(しつけ糸付き)の未使用状態です。
●御仕立上り ●新古品 ●正絹 ●長さ約4,48m・幅約31cm●ガード加工済み