【十代・坂東三津五郎/花布季 絹紅梅小紋】
歌舞伎の世界観を衣に表現した三津五郎氏の感性が冴えわたる上品な小紋です。。
決して賑やかに飾らず”和”の静かな美しさと凛とした日本女性の美意識をご想像いただけるかと思います。
大量生産が進む呉服事情のなかでやはり本物志向の一品としてご紹介できる絹紅梅は夏の特選品です。
紅梅とは格子状の凸凹織りを紅梅織と呼び格子の升目部分は太綿糸で構成されています。
細い糸の間に太い糸を織り込み、太さの異なる糸を経糸と緯糸に使うことで、規則的な格子状の凹凸を作り出しています。
凸凹(勾配)の段差が付くことから、さらに紅梅(こうばい)よ呼ばれるようになったとされています。
一色染で可憐な草花図を染め上げています。
空気を通しサラサラとした絹紅梅の高い風合いをお楽しみ頂けます。
使用感なく綺麗な状態です。
●御仕立上り●ユーズド品●絹紅梅●単衣
肩山総丈162cmcm(5cm程でます)・裄丈68cm(1cm程でます)・袖丈49cm・前幅24cm・後幅29.5cm