「高島屋さんお取り扱い・大羊居 黒留袖(絽)
日本の染織の中で東京友禅と申しますと大彦さん、と【大羊居】さんの名が上がります。
遠く江戸時代を起源とし大羊居(たいようきょ)は、江戸刺繍で最高峰の技術を持つ老舗中の老舗。
皇室御用達の着物を制作されることでも有名です。
中でも非常に数の少ない夏の礼装衣は是非ご覧頂きたい作品です。高島屋さんお取り扱いのしっかりと絽の比翼仕立で仕上げた本誂えの一品。
お目出度い日の「船出」を表した美しい花を摘んだ船先が描かれた祝意あふれる絵図に思わずため息がこぼれます。
大羊居の歴史は江戸時代、呉服業を営んでいた大黒屋幸吉(大幸)から始まります。
明治になると幕府の御用を承っていた両国の河村仁兵衛の長男、彦兵衛が大幸の養子となり、大国屋彦兵衛(大彦)を名乗りました。
彦兵衛が大変な力を尽くし、呉服屋業から東京友禅の染匠としてその名をあげました。その後、染色界の巨匠、大羊居の初代・功造が、彦兵衛のもとに誕生いたしました。
彦兵衛の死後、大彦の名は弟・真造が継ぎ、功造は大羊居を立ち上げました。
皇室や政財界の著名人の衣装、振袖などの制作を手がけました。初代・功造氏の卓越した感性は皇室からバチカン宮殿に収められたという作品もございます。
黒留袖はミセスの第一礼装とし最も重要視されてきた衣です。その美しさ、完美な意匠は【大羊居】にしかなしえない素晴らしい刺繍と染織で彩られています。
東京友禅の特徴である「糊の白上がり」は糊伏せした白場をそのまま模様の一部として生かします。
その素晴らしい技術は華やかな色使いの随所に見られ、凛とした江戸・東京友禅らしさをお感じいただける作品として完成しております。
変わりゆく時代と習慣の中にあっても母から娘へと受け継ぐ御支度の衣としてぜひお勧めしたい一条です。
*一度ご使用程度、クリーニング済の綺麗な状態です。
(シーン対応)結婚式 礼装 パーティー お宮参り お茶会 パーティー 観劇 芸術鑑賞 など
●御仕立上り●ユーズド品●正絹●絽/単衣 ●絽の比翼付き ●家紋:笹竜胆
肩山総丈165cm(2cm程でます)・裄丈67cm(4cm程でます)・袖丈50.5cm(3cm程でます)・前幅26cm・後幅29.5cm