【国選定無形文化財・現代の名工/卓越技能者阿波藍師・19代 佐藤昭人】
染師;佐藤昭作 作
灰汁醗酵健本藍染め・阿波藍師・現代の名工佐藤昭人/の本藍染め作品。
国選定・藍製造技術無形文化財保持者の佐藤昭人氏、は先祖代々藍を作り続ける十九代目の藍師、「天然藍染料・すくも」を使用した天然灰汁発酵建本藍染技術保持者。
日本藍染文化協会の会長を勤められています。
阿波藍製造技術無形文化財や卓越技術者「現代の名工」にも指定されており、藍を知り尽くす、“神の手”として日本における藍の伝統文化を担っておられます。
天然染料の藍染は2つと同じものは出来上がりません。 ご自身だけの藍染めとしてこの先ずっと大切にお楽しみ頂きたい一条です。
氏の功績とご経歴を下記へご紹介しておりますので合わせて御覧ください。
上質な紋意匠織りの地文様は”菊の葉”でしょうか。 高貴に香る菊を想像させる地紋は慶弔両用でお召いただけます。
幾度、何処から拝見しましてもその表情がふっと変化するような藍の不思議を感じます。
日本人が大切にして一枚をずっと長くと言う心が詰め込まれているように思えます。
作品力と言う観点で御覧いただきたい壮大な藍のもつ美しさ。ぜひご自身で装ってみられませんか。
代々受け継いで頂きたい一条としてお薦めさせていただきます。
袋帯もセットです。同じ阿波藍染の糸を使用し正倉院文様を織りなした博多織です。伝統工芸博多織。献上織物として長い歴史を誇ります。
博多織は、多くの経糸(たていと)に、細い糸を数本まとめ合わせた太い緯糸(よこいと)を力強く打ち込んで作られる絹織物です。1976年に国の伝統的工芸品に指定されています。
鎌倉時代宋へ渡った聖一国師に同行した博多商人・満田彌三右衛門が、現地で習得した織物の技法を1241年の帰国後に、独自の意匠を加えて制作したものが博多織の起源と言われています。
江戸時代に黒田長政が幕府への献上品として博多織を用いその際の柄が後に「献上柄」として、博多織の代表的な柄となりました。
博多織はその製法からも「しなやかでありながら丈夫」、特に「帯」としては国内屈指の評価を集めています。
博多織を手織りで一本制作するには、一本の幅1mmにも満たない糸を10,000本以上も使い期間にして通常で数か月〜半年程度かかる作品も存在します。
どの工程もきわめて精密で繊細な手の仕事によって支えられています。
神秘の藍染。この上ない贅沢なセットでお届けいたします。生きた染料、藍染を経年と共にお楽しみくださいませ。
日本薬理学会名誉会員東洋医学会評議員医学博士大著『長生き随談』より/ すばらしき藍
藍は東洋医学分野では古来、解毒の妙薬として知られフグの毒にも用いられました。 また藍を染料用に加工したスクモは隔えつ、現在で言う、胃がん、食道がん、のクスとしても用いられ、結核、の薬にも使われた記録もあります。昔の人は野山で虫などに刺されると野生の藍葉を揉んで藍汁をつけました。被布病の妙薬でもあり、殺菌、防虫効能をもつ藍の着物には虫は付きません。古来から藍染が多様に用いられたのは単に青色の美しさだけではなく健康保持の役割を果たすことを古人が知っていたからでしょう。。 省略。
●「新古品とは」
反物から御誂えされた後、一度もお召になられていない(しつけ糸付き)の未使用状態です。
●御仕立上り ●新古品 ●正絹 ●袷 ●家紋;なし
肩山総丈164cm(5cm程でます)・裄丈67cm(2cm程でます)・袖丈49cm・前幅25cm・後幅30.5cm
●御仕立上り ●新古品 ●正絹 ●長さ約4.4m・幅約31cm
(*袋帯の長さにつきまして・・・一般的な現行品の長さ4.4mを基準に記載いたしております)