世界三大刺繍と称される中の一つ、相良刺繍。
発祥は蘇州刺繍で名高い中国、江蘇省です。
その繊細で美しい造形物のような刺繍は三大刺繍の中で最も丈夫な刺繍として様々な分野で使用されています。
その起源は漢の時代を発祥に日本国内には奈良時代に仏像の羅髪(らほつ=巻毛髪)に用いられた事が文献として存在しています。
打子刺繍、別名「ダーツ刺繍」とも呼ばれあまりににも細かい作業と高度な技術を要し完璧に習得するには20年、30年と言う長い修練が要求されます。
生地の裏から糸を抜き出し結玉を作りこれを一粒一粒連ね、まるで生地を糸玉で埋めていくような作業を繰り返し文様を作ります。
制作には気が遠くなるような時間を要しますが糸が浮き上がる平縫い、汕頭刺繍のような糸浮、糸引きができない事で最も強度の高い刺繍とされています。
構成の基本は金銀糸は用いないことが多く刺繍の色糸だけで上品かつ落ち着きのある文様を作り出していきます。
日本刺繍の中にも存在する同じ技法は「相良繍」と称されています。
刺繍のお着物はビジッティングドレスと言う位置付けでフォーマルやお茶席などにもお召いただけます。
日本的で爽やかな薄緑(うすみどり)色です。
世界三大刺繍を日常にお出かけに是非いかがでしょうか。
*使用感のほぼ感じない状態ですが、胴裏に薄いシミ?がございます。 気にならない程度の樟脳の痕跡かと思います。
前身頃に見えない程度の薄いシミがございます。画像でご確認願います。
*裾下を映した画像が一番近いお色です。
*一つ紋付き(手縫い加賀家紋)片喰
(シーン対応)
結婚式 入学式 卒業式 入園式 卒園式 七五三 お宮参り お茶会 パーティー 観劇 芸術鑑賞 など
●御仕立上り ●ユーズド品 ●正絹 ●袷 ●片喰
肩山総丈161cm(6cm程でます)・裄丈65cm(3cm程でます)・袖丈49cm・前幅24cm・後幅29.5cm