重要無形文化財・本場結城紬
本場結城紬の製造工程は糸を作ることから始まります。
蚕の繭からつくられた袋真綿を台にからませ、
この一端から職人さんが指先の技術だけでで糸を引き上げます。
右手の指で内側へ糸を捻り、また左手で捻り戻しをし
糸自体は平糸になって撚りがかかりません。
着れば着るほど風合いの良くなる結城紬の理由です。
絣括りは経糸・緯糸を別々に目印の墨付けし、木綿の糸でしっかりと絹糸を括り目印をつけて
括りが弱いと染料が括りの中に入りこみ絣になりません。
地機の織り技法は、経糸の片側を機にとめ、
もう片側の手前の部分を枠に、きちんと糸を整列させた紐状のものを織り手さんの腰に巻きつけます。
織り手さんが自信の身体を使って経緯を調節して織り上げていきます。
その人の体から自然に発する力加減こそが、あの本場結城紬の柔らかくエアリーな風合いを生み出します。
手紡ぎの無撚糸を使う、手括りの絣糸を使う、居座機で織り上げる、 三つの要件を満たしたものでしか
「重要無形文化財」の本場結城紬とは認められません。
一枚の衣の中にご自身の歴史をも垣間見楽しんで頂ける紬とは正に結城紬ではないでしょうか。
是非、経年とともに増していく風合いをお楽しみください。
現行商品レベルの高い品質をもった100亀甲作品です。
(シーン対応)
カジュアル 七五三 お宮参り お茶会 パーティー 観劇 芸術鑑賞 など
●「新古品とは」
反物から御誂えされた後、一度もお召になられていない(しつけ糸付き)の未使用状態です。
●御仕立上り●新古品●正絹●袷
肩山総丈164cm(1cm程でます)・裄丈68cm(2cm程でます)・袖丈49cm・前幅24,5cm・後幅30cm
販売価格 |
138,000円(内税)
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型番 |
3316-12 |