夏の風情を1本の帯で表現した素敵な袋帯です。
風に揺れる柳の枝から、えい、っと水を求めて”池に飛び込むカエル”。
大きな蓮の葉がまるで手を広げているようにも見えますね。
自然を愛し、日本の染織を天然の恵みに託し創作を続ける”絲藝苑”上島洋山氏。
研究に研究を重ねて考案した「海草染め(うみくさぞめ)」と「手繍い織(てすくいおり)」
「海を染め 風と織る」、独自の手法でうみだされた能州紬は、日本の故郷を思わせる逸品です。
能州紬はこの絲藝苑だけに存在し製作されております。
日本海のコンブ、ワカメ、ヒジキなどの海草の色素で、絹糸を染める事によって絹糸の艶に海草色が溶けあって自然な優しい発色を叶えます。
夏物としてご紹介できる作品は本当に一握りです。
今後先にもコレクションとしてお楽しみいただける意匠かと思っています。
透け感がない紗の様な帯地です。 単衣、盛夏のご兼用でお召いただけます。
【上島洋山】
昭和56年4月 通産大臣より能州紬の品質表示番号承認される。
昭和56年4月 職業訓練指導員免許を与えられる。
昭和56年5月 職業訓練校として石川県知事認定を能州紬テキスタイル学院設立。
昭和57年1月 労働大臣の賞状を受賞する。
昭和58年1月 労働大臣の賞状を受賞する。
昭和59年1月 労働大臣の賞状を受賞
昭和59年4月 第10回石川県産業事情視察団に参加する。
昭和60年1月 労働大臣の賞状を受賞する。
昭和60年9月 石川県知事より障害者雇用で表彰状授与される。
昭和62年1月 労働大臣の賞状を受賞する。
昭和63年4月 石川県知事より優良観光みやげ品として、推薦状を授与される。
平成1年11月 石川県デザインセンター優秀デザイン選定商品に能州紬の卓敷が選定される。
平成4年11月 石川県知事より技能尊重の功労で表彰状授与される。
平成9年10月 第17回伝統文化ポーラ賞特賞を受賞する。
平成15年10月 石川県知事より石川県技能顕功賞を受賞
平成16年11月 厚生労働大臣より卓越した技能者(現代の名工)を受賞
平成17年 今期より絲芸苑株式会社は37期を迎えます。
(シーン対応)
カジュアル 七五三 お宮参り お茶会 パーティー 観劇 芸術鑑賞 など
●「新古品とは」
反物から御誂えされた後、一度もお召になられていない(しつけ糸付き)の未使用状態です。
●御仕立上り ●新古品 ●正絹 ●長さ約4,4m・幅約31cm
(*袋帯の長さにつきまして・・・一般的な現行品の長さ4,4mを基準に記載いたしております)