龍村晋 傳匠名錦 天平唐花文錦
西陣の長い歴史が育む名門の意匠、龍村晋コレクション傳匠名錦。
龍村の箔織物は繊細で過美に至らない自然に湧き上がるような重厚な発色が特徴です。
どの角度から御覧になられても同じお色には映りません。
これが匠の織りなす傳匠名錦の意匠です。
お色がとても美しい光沢ののった蘇芳色ですのでお目出度いお席へのお出かけ、お誕生日、ご入学、ご卒業、式事、お正月なども縁起が良くお出向きの方への心配りがうかがえる帯ではないでしょうか。
派手な赤っぽさがなく湧き上がるような艶に糸からのこだわりをどなたでも推測がいただける意匠です。
静寂の中に存在する荘厳の世界観、お召になられてみませんか。
きっと氏の想像した世界の中に新たなご自身を見つけていただけるかと思います。
フォーマル全般、また色無地や御召織などにも取り入れていただけます。
鏡前にて一度あてたかのようにも見えますが使用感は少なく良好な状態です。
【 龍村晋 氏について 】
龍村織物主宰
正倉院の古代錦を始め名物裂の復元に携わりまた多くの美術織物を創作された龍村平蔵の三男として生誕。
古代のロマンに魅了された氏は日本を超えたシルクロード西欧と遥か彼方に存在する題材を求めその文様を錦に表現し【龍村晋「伝匠名錦」】を保倉一郎氏と共同し31年間に310図案を完成されています。
【 経歴 】
1908年 龍村平蔵の三男として大阪に生誕
1933年 東京帝国大学経済学部卒、日清紡入社
1940年 次兄の入隊に伴い、日清紡退社、龍村織物美術研究所に次長として入社
1941年 前年に施行された七・七禁令を受け、平蔵の命のもと「織物維持保存」をまとめる
1950年 独立
1981年 傳匠名錦帯百柄達成を記念して「第一回傳匠名錦展」を港区縞のクレセントハウスに於いて開催
1989年 NHK教育テレビ『古代ロマンに魅せられて』に出演
1995年 日本橋プラザに於いて米寿記念展開催
1997年 傳匠名錦帯三百柄達成
同年12月 永眠(三百十柄目を作成中)・享年89歳
(シーン対応)
結婚式 入学式 卒業式 入園式 卒園式 七五三 お宮参り お茶会 パーティー 観劇 芸術鑑賞 など
●御仕立上り●ユーズド品 ●正絹 ●長さ約4,4m・幅約31cm
(*袋帯の長さにつきまして・・・一般的な現行品の長さ4,4mを基準に記載いたしております)