正礼装に用いられる綴れ織りに似た技法ですが紬糸を主に用いる機織り物です。
舟形をした木製の杼(ひ)に緯糸を通し経糸で「柄」をすくいわけてゆっくりと織りなしていきます。
「すくい」織りという名はこの工法から名付けられたとされています。
写実的でまるで手描きの絵のごとく繊細な文様を織込む事ができますのでその自在性にも魅力的な染織として普段着の帯として人気がございます。
すくい織は裏も表も同じ柄が出来上がるのでどちらの面も”表”として使用することが出きることも特徴です。。
綴れ織りとすくいは非常い似た技法です。
使用する糸でこれだけ風合いが異なりカジュアルと正礼装と言う異なる織物に仕上がります。
すくい織の特徴は”軽さ”です。 真夏以外の季節すべてにお召いただけるとても重宝な帯としてお薦めができます。
透け感がほぼありませんので単衣、袷の分け隔てなく長くお召いただける事が最大の特徴です。
使用感もほぼございません。
●御仕立上り ●ユーズド品 ●正絹 ●長さ約4m15cm・幅約10.5cm