唐織 麹塵染(きくじんそめ) 黄櫨染(コウロゼン)
黄櫨染(コウロゼン)
わが国では最も高貴な御色として守られてきた黄櫨染。
嵯峨天皇(786〜842年)以来、天皇が儀式で着用する袍の色と定められもっとも厳格な禁色です。
今上天皇も着用さえております。 その美しさは太陽を意味する素晴らしい色彩です。
麹塵染(きくじんそめ)
古来より皇室のみ用いることを許された色、麹塵。
古代中国王朝、周の時代にはすでに存在しその色は刈安草と紫草の染め色とされていますが、近世では経青、緯黄の織り色とされています。
日本では、桐竹鳳凰文を伴うことで天皇の位袍にのみ使われていました。
その最大の特徴は、角度、光線の違いにより変化する不思議な色彩.。
室内の普通照明で見ていると紺茶系の色合いをしていますが、ちょっとしたお出かけやパーティーなど華やかな照明(白熱電灯)の下では鮮やかな赤系の色合いにも・・・証明の色、自然光により色調が変化して見えます。
現世の私達が拝見できえる最も高貴なるお色こそがこの麹塵染(きくじんそめ) 黄櫨染(コウロゼン)ではないでしょうか。
日本の伝統染織の中で三大織物として知られる唐織で規則的な桐竹鳳凰文を段織に配しています。
長い先にもずっとお召いただける格別な逸品としお勧めしたいと思います。
桐の花だけに極細の金糸が使用されています。
一度着用程度の綺麗な状態です。
(シーン対応)
結婚式 入学式 卒業式 入園式 卒園式 七五三 お宮参り お茶会 パーティー 観劇 芸術鑑賞 など
●御仕立上り ●ユーズド品 ●正絹 ●長さ約4,4m・幅約31cm
(*袋帯の長さにつきまして・・・一般的な現行品の長さ4,4mを基準に記載いたしております)