夏も近づく八十八夜の頃、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
今月のコラムは私も愛飲する「お茶」についてです。
新茶葉の芽を摘むのに最も適した 頃とされるのが立春から数えて 八十八夜の頃。

冬の寒さの中 栄養分をしっかりと 蓄えた新芽は 太古の昔から長寿薬 とも言われ 健康にも良いとされています。
緑茶に限らず ウーロン茶や紅茶という世界中で飲まれている お茶も同じ葉からできています。
緑茶と違って 烏龍茶や紅茶というのは葉を発酵させるという工程が存在します。あの赤茶色は発酵の効果です。
同じ葉で 作られたお茶でも 緑茶とは異なる「発酵」という 工程を経た紅茶とウーロン茶では緑茶とは全く 味が違っていますね。
甘くて香りが優しくたつ感じでしょうか。。。
ちょっと今年の連休にはこの「新茶」にも目を向けてみられてはいかがでしょうか。 お茶の中には 天然のパワーが詰まっています。
特にタンニンには強い抗酸化作用があり動脈硬化や成人病の予防効果もございます。

またお茶は世界に共通して人をお招きする おもてなしとして ご用意されることも多く その素晴らしい効果を証明しているのではないでしょうか。
私は「お茶」と「着物」には大きな共通点があるように思っています。
着物で出向く際には 今日は どんなコーディネートをしようか、 お相手の方に失礼のないシーン に合わせた装いを選びますよね。
また来客様へお茶をご用意するときにも 温かいものにしようか、 冷たいものをご用意しようか、紅茶にしようか等 、季節や テーマによって一杯のお茶を選んでいくものだと思っています。
「お仕度」、おしたくする・・・本当に素敵な心使いだと思いませんか。
さて5月の大型連休ゴールデンウィークで旅行、帰省などお出かけになられている方も多いと思います。
しかし楽しい連休のはずが 終わってみれば 5月病かしら。。。 というような言葉をよく耳にする 現代。
五月病なんていう言葉を吹き飛ばすような「八十八夜」と言う日本には素晴らしい 伝統と文化がございます。
着物を着て空気の良い場所でお茶の力を少し試してみられませんか?香りを利き、茶の渋み、甘みをじっくり頂く、そんなお時間を作ってみられませんか。
わたくしも少々体調が優れない日が続いております。今年の連休はゆっくりとお家で過ごしたいと思っています。
自然の恵みを取り入れた自分にも 周囲にも優しい ゴールデンウィークの過ごし方を考えてみたいと思っています。
皆様にも どうぞ 素敵な連休、素敵な八十八夜の頃をお過ごしくださいませ。

いつもご贔屓いただき誠にありがとうございます。
初夏へ向かうお着物のお支度も いかがでしょうか。
Web サイトでお待ちいたしております。

有限会社一昌「セレクトきもの一昌」
伊藤昌子

