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11月も半ばに差し掛かり 寒さが一層 いたしました。
皆様、お変わりなくお元気でお過ごしでしょうか。
今日は 私の ライフワーク の一面 をご紹介します。

11月 初旬 夜の空気が冷たく感じる頃、月読尊をお迎えする 還月祭へご奉仕。

この日はあいにくの雨、 神事を催興する中、空は 厚い 雲に覆われていました。
しかし夜8時、クライマックスの瞬間に雨が上がり雲の合間から 優しく神々しいお姿を 見せていただけました。

太陽信仰の中で「月」 は 生命を癒し 生気を回復させる 重要な 意味合いを持っていました。
太陽のように強い光ではなく いつまで見ていても ほっと癒される 優しい その輝きは まるで 女性を象徴するような 神秘的な光です。
この日は ご神山で神水をいただき そのご神水を 杯へ注ぎ その杯面に 月を写すという とても 神聖なご神事でした。

太古の昔 高貴な方々はこのようにして 五穀豊穣を神に感謝し秋を 楽しんだのでしょうね。
私は直会に お出しする 「穀物」、今年育った新米を炊き 1つ1つ、日々の感謝を込めておにぎりを 作りました。↓


神に捧げる 人の誠は 言葉ではなく その行動が全てで ございます。
自身、仕事ができる事、周囲に協力者がいて下さる事、お客様がいて下さる事、何より不自由なく今生きておられる事
感謝以外の他ございません。
皆様の益々のご健康とご多幸、 そして何より この美しい日本が 弥栄えますようご祈念した 秋の夜でした。

冬に向かい 冷え込みが強くなってまいりました。
どうか皆様にもご自愛くださいませ。
皆様と ご一緒に 秋の着物を 楽しみたいと思っております。
いつもご贔屓賜り、御礼申し上げます。感謝
伊藤昌子


