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2月のコラム【節分おばけ】
まもなく節分ですね。旧暦の大晦日にあたる節分では豆まきをして鬼(厄災)を祓い、立春から始まる新しい年の無病息災を願うならわしがありますが、皆様は「節分おばけ」をご存知でしょうか。
節分おばけは古くから日本各地にあった風習で、節分の夜、普段の自分ではないものに仮装し、襲ってくる鬼の目をごまかし化かすというもの。平成の時代に京都の祇園花街など一部の地域で復活したこのイベントでは、芸舞妓さんたちが様々な仮装をしてお座敷を盛り上げます。お客さんも普段は他のお客さんのお座敷を覗くことはタブーとされていますが「節分おばけ」の時には年に一度の例外として許され、他のお座敷に上がり込む事もできるのだとか。仮装した芸舞妓さんたちがお座敷からお座敷へと花街を駆け回る様子は、節分時期の日本版ハロウィンさながらの楽しい光景です。
着物の世界でも「麻の葉」「籠目」「鱗」など、厄除けや魔除けの意味を持つ文様がありますね。仮装ほどの威力があるかどうかはわかりませんが、風習に因んだものやご自身の願いをさりげなく取り入れる、粋で大人の余裕を感じる着こなしを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
長襦袢で鱗紋様をさりげなく。
なんとお太鼓柄が魔除けや神様を呼ぶ効果があるといわれる神楽鈴!